実際、派遣薬剤師ってどうなの?と疑問をもたれる方も多いです。
実は派遣薬剤師を経験している薬剤師はちらほらいます。
薬局に転職する前に、どんな仕事をするのか経験してみたい人や、就職するほどの時間もないが期間限定で稼ぎたいなど色々とありますよね。
そこで、私が病院薬剤師として10年間経験したのち、現在派遣で薬局薬剤師として勤務する上で経験したメリット・デメリット5選についてご紹介します!
やってみてわかったメリット5選
- 高単価
短い時間で効率よく稼ぐのに適しています。
その空いた分、プライベートの時間も充実できます。
- 雇用期間が決まっている
デメリットともなり得ますが、今回の場合はメリットとして生かすことができます。
薬局は閉鎖空間ですし、人間関係などが難しい場合があります。
そのような環境でも期間が決まっているため割り切ることができます。 - 働き方の自由度が高い
働く時間、曜日などを決められます。
週に30時間、月曜日と土曜日は休みなどの交渉も可能です。
意外と知らないかもしれませんが、社会保険、有給休暇なども充実しています。
年1回の健康診断や、インフルエンザワクチン代も会社から出してくれるところもあるので確認してみるといいと思います。 - 勤務地の選択肢が多い
通勤範囲を指定できることや、地方に勤務したい場合は住居付きの案件もあります。
地方の薬局では高単価なことが多く、より稼ぐことができるかもしれません。 - 薬の知識の幅が広がる
薬価収載1万以上もあるため、知らない薬もまだあり日々勉強です。
薬局によって取り扱う薬が違うので、勉強になり知識が身につきます。
やってみてわかったデメリット5選
- 条件をつけるほど、案件が少なくなる
この診療科は避けたい、などと限定すると案件が少なくなります。
勤務時間、曜日、診療科を限定しなければ案件は多く時給交渉もしやすいです。 - 安定性に欠ける
常に募集しているわけではなく、正社員が決まれば契約終了になることや、花粉症の時期などの繁忙期のみの募集となっていることもあります。
契約継続がいつまで続くかは決まっていません。 - 薬局によってルールやシステムが異なる
各薬局で独自のルールがあったり、薬歴システムや分包機が違うためその都度覚える必要があります。
しかしながら、数日扱えば慣れるのでそこまで心配しなくても大丈夫だと思います。
それがストレスとなる方は難しいかもしれません。
色々な薬局で働く場合は、古いシステムから新しいシステムまで経験することもあるのでおもしろいかもしれません。 - 即戦力が求められる
服薬指導がメインとなることが多く、知識と経験はもちろんですが、患者とのコミュニケーション力も必須となります。
研修期間があるわけではなく、現場で人手が足りていないため派遣薬剤師を雇っているわけなので、即戦力となる必要があります。 - キャリアアップが難しい
マネージャー職や、専門薬剤師などを取るには要件を満たしづらく、キャリアアップを望む場合は難しいと思います。